カインズグループも今年で90年目を迎えました。 こうして一年一年、大事な区切りを無事に迎えられるのも現在当グループに所属している社員の皆さんの日ごろの努力と、過去当グループに在籍していた諸先輩方の礎もあってのことです。 すべての皆様のおかげと深く感謝し「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。 カインズ株式会社を始め、株式会社カネコ、カナック企画、株式会社ワントップを始め、グループ内で半分以上の割合を占める「女性」の知恵を生かし、女性をターゲットにした商品開発と地方特産物と雇用活性化を結びつけた化粧品事業として2017年度新たに株式会社パフェコスメと株式会社ドゥサンクィルの2社が立ち上がりました。 他に現在、Webやメディア媒体、カタログ、取扱説明書などを企画・デザインする部門を社内カンパニーとしてメディアクリエイツカンパニーを立ち上げ、ハーネス事業、鉄道グッズ事業、樹脂成型事業や光触媒プロジェクト、車載カメラプロジェクトなど2016年度下期に発表された新たな事業体でカインズグループを構成し時代の大きな変革期を乗り越えていこうとしております。

 

AI、Fintech、シェアリングエコノミー、AR/VR、ブロックチェーン、シンギュラリティなどと言うキーワードが飛び交い環境の変化は年々加速しております。 そんな中、IoTという言葉が盛んに言われております。 あらゆるモノがネットにつながる現代、それまでの製造業が単にモノを売ることからサービスを含めて売ろうと変化をしております。 これは当社が掲げている企業理念、「ものづくり」と「おもてなし」の調和につながります。 モノというハードをつくって売るだけでなく、「サービス」を超えお客様の笑顔につながる「おもてなし」というソフトで商品をお客様の手元へ届けることが大事であると常々感じております。 それには各人が任されている務め(任務)に対して現状に満足することなく常に成長心を持ち、その仕事において右に出るものはいないというプロフェッショナルな気構えを持つことが重要であります。 各々が限度を決めたいい加減な気持ちで当社の商品に関わっていては、良いモノがお客様の手元まで届くはずがありません。 すべての従業員が必ず当社の商品に直接であれ間接であれ関わっていること、そして自分の仕事に対してお客様が対価をお支払いいただいていることを忘れてはなりません。 そこに企業継続の鍵があり、グループ創業90年への中期経営計画「アチーブFY18Ver2.0」目標を達成し次世代へスムーズにバトンタッチができるようその基礎固めを今こそ行わなければいけません。

 

私たちはこれからも目標に向けてチャレンジ精神を持ち、協力会社様、代理店様、販売店様と四位一体で協力し合い、商品をご愛顧いただくお客様に愛される企業となるべく社員一丸となって不断の努力をおこなっていく次第です。 まもなく迎える90周年を通過点とし明日への飛躍台、そして100年、200年に向け当グループのますますの発展に全社員が総力を結集しましょう。

 

最後とはなりましたが、社員皆さんの健康無事と更なる活躍を祈念しております。